2020年5月10日
先日、浦和レッズの鈴木大輔選手から浦和医師会を通して、医療用サージカルマスクをいただきました。医療関係者への応援メッセージもいただきとても元気づけられました。本当にありがとうございます。またJリーグ始まりましたら、鈴木大輔選手の応援に行きたいと思います。 また、帰国者・接触者相談センターへの相談・受診の目安が改訂されました。内容を見ると多くの批判を受けた内容に答えるような表現になっています。高熱などの表記からはあいまいな印象を受けますが、全体的には早いうちに、遅れることがないように相談するようになったと思います。当初PCR検査がなかなかできないようになっていた理由の一つとしては中国・武漢のように医療機関や検査センターに多くの方が集まりそこで爆発的に感染者が増えたり、医療崩壊を招き、重症者の治療ができなくなるといった理由があったと思いますが、それがなくなり少しでも感染者を診断し、周囲への感染を広げないといった目的になってきたようです。確かにその通りだと思います。また医師会や診療所でも地域によっては検査できるといった記載がありますが、浦和医師会については開始する連絡は来ていますが、詳細が伝わっていません。診療所についても厚生労働省の報道が先走りしてしまい、当院でもPCR検査はできないし、受診の目安が簡単になったことで診療所への受診もしやすくなった印象がありますが、テレビで報道されているような専門機関でよく見るN95マスク、キャップ、防護服などは診療所にはなく、陰圧室もなければ外での診療もできないし、換気も十分ではありません。新型コロナウイルス感染症疑いの患者さんをみる環境はかなり厳しいと思います。また、我々には職員スタッフを守る義務もあります。職員スタッフにも完全防護をして患者さんと接することはできません。疑いがはれない患者さんについては、どうか帰国者・接触者相談センターは拒否することなく対応していただきたいと願います。 新型コロナウイルス感染症疑いの患者さんだけでなく、風邪症状のある患者さんを拒否することなく診療をしなければならないという使命感と自分やスタッフ、その家族の感染を予防することの2つの問題に直面しています。。そうなる前に収束してほしいですが、いずれにしてもかかりつけの患者さんについてはまずは帰国者・接触者相談センターへ連絡後にお電話をいただきたいと思います。転居されてかかりつけ医がいない方も帰国者・接触者相談センターへ連絡後に当院へお電話ください。相談・目安にあてはまらない方もまずはお電話ください。当院スタッフが減り、外来患者さんはかなり減っていますが、不要不急な内容、電話でお答えすることができないような内容、無理な要望など電話の問い合わせが増えています。皆さんにはぜひご注意、ご協力いただきたいと思います。電話の問い合わせも受付時間内でお願いいたします。