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2020年4月20日

[2020.04.20]

本年2月より新型コロナウイルス感染症に関連した、「お知らせ」や「ブログ」を多くの方に見ていただいています。現在の状況が予想されたことではあり、生活用品の備蓄や薬の備え、家族の感染が確認されたとき自宅でどう管理していくかなど以前から述べてきたことが今現実に問題になってきています。いかに先をみて、今やるべきことを考えるという大切さを身に染みて感じています。マスクにゴーグル、グローブにアルコール消毒、患者さんが自己注射時に使用したり、患者さんの医療器具の消毒に使うアルコール綿なども不足して医療問題や社会問題になっていますが、当院ではそれらも事前に用意していたこともあり現在も問題なく医療行為が行えています。しかし、自分では院内消毒を徹底し、他のお店やスーパーや飲食店などと比べても感染のリスクは極めて少ないと思って診療していても予想以上の患者さんの減少で、ここまでは先を読めませんでした。 なるべく人との接触を避けるという意味では、これもやむを得ず安全を第一に考えるべきとも思います。しかし、皆さん考えることは一緒で、トイレットペーパーがなくなるといえばお店が混雑する、緊急事態宣言発出となれば、スーパーに集まる。毎朝お店の前に集団ができます。この4月、今の感染のリスクを避けようと、2か月後に受診を延期する方がとても増えています。以前から薬は多めに持っていたほうがいいことは、東日本大震災が起きて以降、多くの方に言ってきたことです。薬を多めに持って早めの受診がいいのではないかと思っているのですが、皆さんが考えるのは今が危険なので薬のなくなる2か月後にやむを得ず受診すること。皆さんが考えることは一緒で、2か月後になっては、外来予約のコントロールができないため、その6月に患者さんが集中して、集団ができてしまう可能性があります。6月ごろはどうなっているか分かりませんが、5月中旬から下旬はもしかしたら感染のピークを過ぎていて、比較的安全に受診できるころなのに、患者さんが受診しないということが起きる可能性が高いです。繰り返しになりますが、皆さんが考えることは一緒です。薬を多くもらってなくなるころにまた来よう。その時集団ができます。やはり薬は多く持っていて、皆さんが来ない5月に、外から当院をのぞいてみて患者さんが少なければそこで早めに処方箋をもらうか、お電話をいただき処方箋を発行しておくほうが安全だし薬の備蓄にもなると思います。もしかしたら、院長やスタッフが風邪をひいて万が一のために休診になったり、もしかしたら自分が感染して、あるいは家族が感染して自宅待機になってしまったり、薬がなくなっても受診できなくなってしまう前に受診したほうがいいでしょう。緊急事態宣言がでたからこそ買い物にいかない、PCR検査ができるようになっても心配だけの理由で発熱外来に急ごうとしないことがそこで集団感染のリスクにさらされない大切なことです。今は皆さんと違う行動を考えることも一つかと思います。 ちなみに今月24日と28日午前中は予約が比較的多くなっていますので、予約外で来られる方はそれ以外の日の受診をお勧めします。休日、祝日の4週間後は比較的受診者が少ないです。雨の日はだれも来たがらない、そういった日も気をつけて受診してみてください。 基礎疾患のある方は決して治療を中断しないようお願いいたします。

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