男性型脱毛症(保険外診療)
男性型脱毛症(AGA)とは?
AGA(男性型脱毛症)は、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方からうすくなり、進行していくのが特徴です。細くて、短い髪の毛が多くなり、全体として薄毛が目立つようになります。一般的にジヒドロテストステロンというホルモンや遺伝が関係するといわれています。
また、AGAは進行性で、なにもしないでいると徐々に進行していきます。進行を抑えるためには早めのケアが大切です。薄毛・抜け毛が気になっているなら早めに相談しましょう。
こんな人は要注意!
- 両親、兄弟、祖父母に髪のうすいひとがいる。
- シャンプーやブラッシングした時の抜け毛や、枕元に残った抜け毛が多くなり気になる。
- 思春期より後になってから抜け始め、徐々に薄毛が進行している。
- 額の生え際が後退してきた。頭頂部の髪の毛が薄くなった。両方が抜けばじめた。
- うぶ毛のような細くて短い髪の毛が多くなり、ハリ、コシがなくなった。
治療は?
1日1回の内服薬による治療です。(保険外診療 自費です。)
男性成人のみ内服してください。(女性の適応はありません。)
肝機能障害のある方は医師に相談してください。
この薬の主な副作用は、リビドー減退(1.1%)、勃起機能不全(0.7%)です。まれに全身倦怠感などの肝機能障害があわれる可能性があります。
その他、前立腺がんの検診を受ける予定のある方は、検査値(PSA)を50%低下させることが知られています。
副作用については、内服薬とプラセボの間には差は認めませんでした。
効果は?
目安
開始~3カ月 | 抜け毛の減少。生え際にうぶ毛がめだつ。 |
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4~6ヶ月 | うぶ毛が太くなりのびる。 周囲のひとに「増えた?」といわれる。 |
6か月~1年 | 明らかな抜け毛の減少。後退していた生え際が前進する。 毛髪のボリュームを感じる。4人に1人は効果を実感する。 理容師・美容師に「増えた?」といわれる。 |
1~3年 | 薄毛が徐々にへる。4人に3人は効果を実感する。 |
4年以降 | 改善した毛髪が維持される。 |
97%の方で薄毛の進行がみられませんでした。
外用剤などで改善が見られない方、脱毛が進まないうちに、まずはご相談を!