2022年12月25日
当院では、新型コロナ感染症の診療は「かかりつけ患者のみ」行うと公表しながら可能であれば初診で困っている方もなるべく受け入れてきました。そして11月より「初診の患者さんも広く受け入れる医療機関」に変更し、なるべく多くの患者さんを診てきました。浦和区では初診を受け入れ、新型コロナ薬を処方できるたった6医療機関の一つになっており、医師一人診療所ではおそらくもっとも受け入れる医療機関の一つとなっています。近隣だけでなく、緑区、南区、桜区、中央区から多くの問い合わせをいただいています。しかし正直これは予想外の結果でこれほど多くの問い合わせがくるとは思いませんでした。 当院ではもともと電話回線は2回線あります。スタッフ不足も重なり、一般診療、検診、予防接種等もありますので十分な対応ができず電話が繋がらない等のクレームが届くようになってしまいました。かかりつけの患者さんまで電話に出ない、対応が遅いなど言われることも。。 なるべく多くの方に対応しようと頑張った結果、自分たちの実力以上のことが必要になりそれが結果として逆効果になってしまいました。(SNSでもご批判あり。) 自分たちも真摯に反省し、直していかなければならないことも正直あるのですが、メンタル的にもちょっと厳しくなってきました。 しかし、先日、予防接種に来院された方、別の診療で来院された方から、過去に新型コロナ感染症で診療してもらい助かった、家族が診てもらえてよかったと言ってくださいました。どこも断られて最後に夕方に診てもらえたのでとても感謝しているとわざわざ来院してくれた方などとてもうれしく、励みになるお言葉もたくさんいただいています。頑張ってきてよかったと感激して涙が出てきました。そのような嬉しいお言葉をいただき、本当はもう広く初診の方を受け入れるのはやめようと思っていましたが、もう少しだけ頑張ってみたいと思います。 このような事を言いながら、お電話いただいた方すべて受け入れられず断らなければならないことが毎日続いています。基礎疾患があったり、65歳以上の高齢者でさえ受け入れられない事態が続いています。このような状況を皆様にはご理解いただき、12歳から64歳までの基礎疾患がなく軽症の方の診療で、一度当院で検査を行い陰性を確認した上で、さらに学校や会社のために陰性を確認する目的での検査はなるべく国の方針通り、自宅での自主抗原検査をお願いし、なるべくひとりでも多くの方が診療と検査を受けられますようご理解とご協力をお願いいたします。 このような医療逼迫している状況で当院スタッフも少ない人数で頑張っていますので、電話が繋がらない、対応が遅い、長く待たされた等のクレームは疲弊しますのでご遠慮いただきますようお願い申し上げます。 この自作ホームページも自分なりに工夫して作ってきてご好評をいただいてきましたが、最近のSNS事情、セキュリティ、個人情報の問題などからそろそろ終了を検討しています。 院長は嫌いになっても、当院スタッフは嫌いにならないでください。よろしくお願いいたします。