「先を読む」などとこのブログでいろいろ述べてきましたが、今回お話させていただくのは一つは検診・定期検査についてです。中止されていた特定健診・がん検診がようやく始まりました。5月に延期となっていた方の予約が始まっています。今後、毎年秋～冬に特定健診・がん検診またはエコー検査、呼吸機能検査を行っていた方は、少し前倒しに夏から遅くとも秋までに検査を行ったほうがいいかと思います。現在行っている検診も新型コロナウイルス感染症の新規発症が増えてくると再度中止になることがあるとお伝えして行っています。秋から冬にかけては第２波が起こる可能性があります。今のうちに検診や検査をやっておくことをお勧めします。 もう一つは、夏には熱中症の危険がでてきます。熱中症はひどくなると発熱、倦怠感が見られ、新型コロナウイルス感染症との区別がつかなくなります。本来点滴をすべき方ができなくなってしまう事態が起こりそうです。普段から水分補給をしながら、ポカリスェットやアクエリアス、OS1などを充分用意しておく必要があると思います。 備蓄については以前からお知らせしてきましたが、ポカリスェットやアクエリアス、OS1だけでなく、自粛や感染予防に対する備蓄だけでなく、今後は震災や水害に対する備蓄もみ直しておきましょう。 また、秋から冬にかけて、予防接種、インフルエンザ感染症と新型コロナウイルス感染症を同時にどう見ていくのか、どう行っていくのか検討中です。今のところいい答えが出てきませんが、予防接種についてはなるべく待たずに、事前に問診票をお渡しし、事前に会計も済ませてしまう。また院長と看護師スタッフ協力して予防接種を行うなど検討中です。診療時間外に密集、密接を作らない予防接種を考えてみたいと思います。 最近、何人かの方から感染対策をしっかりやっている先生が、オンライン診療とキャッシュレス決済をなぜ行わないのかと聞かれることがあります。周囲のクリニックではやっているところがあるのに。。。確かに今までのブログやお知らせには「お電話ください」と書いていますが、オンライン診療は行っていません。この２つについては実は新型コロナウイルス感染症が問題になる以前から検討していた内容ではあります。現在も検討中で今後行う可能性はあります。しかし。。。やらない理由はこのブログでも書くことができませんので、もし受診時に患者さんが少なく時間がありましたら直接聞いてください。